
いよいよ令和7年度が始まります。先ほど新規採用職員73名の入所式が行われました。皆さんのところにも新規採用職員が配属されますので、ぜひ優しく、そして厳しく仕事を教えて仲間になっていただきたいと思います。
さまざまな事象が毎日のように起きて、日本の政治状況は出口がないところに来てしまったという印象があります。社会保障費がこれからどんどん増加していく中、どのように穴埋めをするのか。日本の社会全体がこの失われた30年、そしてさらにその次に向かって進んでいるように感じます。
しかしそうであるからこそ、今までの制度や価値観がガラガラと崩れて無くなり、新しい価値観やアイデアを出す余地が広がってきたのではないでしょうか。そういう意味で私はこれから明るい未来が開けてくると思っております。
私たち行政職員のもとには、生活の問題や交通の問題、人口減少に伴うさまざまな指摘など、今長岡市が抱えている課題に対する声が届いています。これからは今までとは違う考え方、新しい価値観で、若い人たちが長岡で生きてきてよかった、これからも住み続けたいというまちをつくる必要があります。幹部職員の皆さんは部下の皆さんと力を合わせ、今までのことをいわばリセットして、新しい考え方、政策を生み出してください。
来年は市制施行120周年、そしてミライエ長岡がフルオープン、戦災資料館もオープンします。今年はそのプレの年です。プレと言っても、秋には予算編成が始まり来年度以降の政策の中身を決めるため、実質的には今年がスタートと言えます。ぜひ皆さんには、新しいものに塗り替えていくんだという意志をしっかりと部下の皆さんに伝えて、市民のニーズに応えていく行政を構築してください。また今年度は今まで以上に政策決定の過程において、部長、課長が責任を持って取り組んでください。私も皆さんはもちろん、現場で汗をかいている職員、特に若い職員と意見交換をしながら、変化の時代に立ち向かってまいりたいと思います。新年度、力を合わせて共に頑張ってまいりましょう。