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トップ > ようこそ市長室へ > 市長メッセージ > 令和2年度市政執行方針

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令和2年度市政執行方針

最終更新日 2020年3月4日

このページは、市長の令和2年度市政方針演説を掲載したものです。


本日、令和2年度当初予算及び関係議案を提出するにあたり、新年度における市政執行の基本方針について所信を申し上げます。

市政執行の基本姿勢

人口減少、高齢化、東京一極集中といった地方を取り巻く厳しい状況に加え、地球規模の気候変動、新型ウイルスの感染拡大など、さまざまな外的要因による市民生活や地域経済への影響が懸念されており、先行きが見通せない時代を迎えております。
こうした中で、令和2年度は、次の3点について全力で取り組んでまいります。
1つ目は、市民の安全と暮らしの安定に全力を尽くすこと。
2つ目は、長岡の将来の発展を見据えた人材育成や産業振興など、「新しい米百俵」をさらに加速させること。
3つ目は、持続可能な行財政運営の第一歩を力強く踏み出すことです。

市民が安心して暮らせるまちづくりには、地域のつながりを強くし、いざという時に助け合うことができる「地域共生」が必要です。高齢者、障害のある方もない方も、そして、外国人も含めた多様性が調和する支え合いの輪を広げる取り組みをさらに進めるとともに、地域のために尽力されている市民や団体の活動をしっかりと支援します。
また、昨年の台風第19号の教訓を踏まえ、防災体制の強化、国や県と連携した治水・内水対策など、災害に強いまちづくりを進めます。
社会的に弱い立場の方の生活に十分配慮し、健康、医療、福祉、子育てなどにもきめ細かく対応することで、長岡の住みよさ、長岡の価値を一層高めてまいります。

長岡の将来の発展のため、「新しい米百俵」による人材育成と未来への投資に力強く取り組みます。
新しい時代を担う子どもたちの学びの環境を充実させるとともに、県内有数の産業集積と4大学1高専をはじめとした高等教育機関が立地する環境を活かした新たな挑戦を進めます。
人づくりと産業振興を総がかりで支える拠点施設「米百俵プレイス(仮称)」の整備を進める中で、産学官金の連携による新しい取り組みや新しいネットワークが生まれています。がんばる地域企業への支援を強化するとともに、外国人材が長岡で活躍できる環境整備を企業の皆様と共に進めてまいります。
このことにより、地域の課題解決、若者の地元定着、起業創業の促進、産業基盤の強化、経済の好循環につながる動きを加速させます。
いよいよ、東京オリンピック・パラリンピックの年となりました。引き続き、スポーツによるまちづくりを進めるとともに、この機会を捉え、市内観光の窓口となる観光交流施設を整備し、市内各地域の地域資源を有機的に結び付けます。さらなる誘客促進、交流人口の拡大、地域全体の活性化を図ってまいります。

このようなまちづくりには、持続可能な行財政運営が必要不可欠です。行財政改革に真摯に取り組むとともに、有識者などからの意見も踏まえ、持続可能な行財政運営を着実に進めてまいります。

令和2年度から、人口減少問題に対応する第2期長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートします。ふるさと長岡が将来にわたって輝き続ける都市であるために、今こそイノベーションの視点に立ち、市政のあらゆる分野に新しい発想を取り入れて新たな価値を創造していくまちづくりを、市民の皆様と共に進めてまいります。

予算編成にあたっての基本方針と重点施策

令和2年度当初予算案は、今ほど申し上げました市政執行の基本姿勢に基づき、編成いたしました。
新年度の財政見通しは、基幹収入である市税は伸び悩み、地方交付税は合併算定替の段階的縮減により減額するなど、歳入の確保は依然として厳しい状況が続くと見込んでおります。
このため、行財政改革を徹底し、事務事業の見直しや事業実施方法の創意工夫などにより歳出削減を図りました。また、国・県支出金や交付税措置のある有利な起債など、特定財源を可能な限り取り込み歳入確保を図りました。その結果、財政調整基金の取り崩しは3億5千万円となり、前年度に比べ大幅に圧縮いたしました。
その上で、令和2年度当初予算案は「暮らしの安心と安全の確保」をはじめとする5つの柱に基づき、各種の施策と事業を行ってまいります。
以下、柱に沿って、重点施策を申し上げます。

■第1の柱 暮らしの安心と安全の確保
子ども食堂や地域コミュニティなど、地域の力を高め、がんばる市民の活動を積極的に応援します。
障害者の就労支援や日常生活用具の支援などできめ細かく対応するほか、男女共同参画の取り組みとして、新たにDV被害者へ生活再建までの支援を行います。健康増進、高齢者の暮らしなどにも十分配慮し、地域共生のまちづくりをさらに深く推進します。
子育て支援としては、産後のサポートの拡充を行い、児童虐待防止の体制を強化するために総合支援拠点を設置するなど、子育て環境の整備を進めます。
増加するサルやイノシシなどの被害に対応するため、市民と協働で鳥獣被害対策に取り組むほか、高齢者の見守りや防犯、公共交通など、地域の生活の安心確保、道路、公園といった身近な生活環境の整備も進めてまいります。

■第2の柱 台風第19号の教訓を踏まえた災害に強いまちづくり
昨年の台風被害を教訓に、市民が災害の発生や避難情報に素早く対応できるように、情報伝達の強化や水防避難訓練を行います。
ハザードマップやマイタイムラインの防災教育により、被災想定区域や避難場所、避難経路などを市民に日ごろから意識してもらえるように、地域や学校への普及啓発活動を行います。また、寿町排水ポンプ場の整備など、治水・内水対策を強化します。

■第3の柱 「新しい米百俵」による人材育成と未来への投資
イノベーションの視点に立った新しい発想で、新たな時代に対応できる人材を育成する拠点施設「米百俵プレイス(仮称)」の整備を着実に進めてまいります。
教育分野では、学びの可能性を広げるためのICT環境の整備を進めるとともに、教育相談窓口の一元化として「子ども・青少年相談センター」を開設します。その他にも、校舎大規模改造などの施設整備を行い、安心・安全で快適な教育環境づくりを進めます。
将来に向けた都市インフラの整備として、新ごみ処理施設の建設、市街地再開発事業、大積スマートインターチェンジ(仮称)の早期事業化、左岸バイパスをはじめとする広域幹線道路の整備などを進めてまいります。
産業振興としては、がんばる地域企業や商工団体を応援するためのさまざまな支援を行うとともに、大学・高専との連携による人づくり・産業振興の「NaDeC(ナデック)構想」の推進や、地元就職を促進する取り組みを支援します。
また、農業の生産性の向上や競争力ある担い手農家の育成・支援、新規就農者・漁業就業者への支援等により、産業振興と働く場の創出を図ってまいります。

■第4の柱 長岡の魅力発信と交流・関係人口の拡大
東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、聖火リレーなどの交流イベントを開催し、インバウンド観光、国際交流を推進します。
さらに、悠久山公園、摂田屋地区「機那サフラン酒本舗」、寺泊旧北国街道など、市民に親しまれ、歴史的にも貴重な地域資源を活かして施設等を整備し、観光交流を促進します。長岡花火の観光拠点となる「ながおか花火館」は、令和2年度のオープンに向けて整備を進めます。
地域資源、観光施設、交流イベントなどの長岡の魅力を、さまざまな情報発信ツールを活用して全国・世界に発信し、長岡ファンの獲得拡大を目指します。

■第5の柱 行政サービスの効率化と利便性向上
行政ICTの推進やスマートフォン決済の導入、オープンイノベーションによる行政課題の解決などにより、行政サービスの効率化と市民の利便性の向上を図ります。

以上申し上げた施策を含む令和2年度の当初予算の規模は、一般会計が1,311億1,300万円となりました。
また、特別会計と企業会計の合計は839億6,010万円、総予算額は2,150億7,310万円であります。

むすび

以上、令和2年度の市政執行にあたっての私の所信と当初予算の重点施策を申し上げました。
議員各位の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

このページの担当

財政課
TEL:0258-39-2209  FAX:0258-31-1608
メール:zaisei@city.nagaoka.lg.jp

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