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トップ > 市政 > 地域委員会 > 栃尾地域委員会 > 平成20年度第5回 栃尾地域委員会会議録

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平成20年度第5回 栃尾地域委員会会議録

最終更新日 2008年9月8日

会議名 第5回 栃尾地域委員会
開催日時 平成20年8月7日(木) 午後1:30~2:55
開催場所 栃尾支所 4階 研修室
出席者名 【委員】
委員長  青柳 孝三
副委員長 星野 正子
委員    保科 熊雄
 〃    馬場 善之
 〃    大塚 陽一
 〃    稲田 育彦
 〃    西片  實
 〃    羽賀 淳子
 〃    岸  弘道
 〃    藤井 祥子
 〃    北村  公
 〃    林  忠正
 〃    藤田 俊江
【長岡市】
馬場参与、地域振興戦略部 金子地域振興戦略部長
吉田特命主幹、佐藤総括主査、福祉保健部 羽賀福祉保健部長、
福祉総務課 佐藤課長、長谷川企画係長、長谷川支所長、
栃尾支所課長等 8名
【事務局】
地域振興課 小林課長、関根課長補佐
武士俣振興係長、振興係職員 2名
【傍聴人等】
傍聴人 3名   報道機関 3名
欠席者名 【委員】多田 光輝
議題 (1)栃尾地域のまちづくりについて
審議結果の概要 (1)議題
○栃尾地域のまちづくりについて
 ・越後とちお温泉について
(2)その他
会議資料 第5回地域委員会次第(PDF 20KB)
越後とちお温泉資料(PDF 40KB)

審議の内容

羽賀福祉保健部長 内容
1.開会
2.あいさつ
長谷川支所長 【長谷川支所長あいさつ】
金子地域振興戦略部長 【金子地域振興戦略部長あいさつ】
3.議題
(1)栃尾地域のまちづくりについて
羽賀福祉保健部長 「資料 越後とちお温泉について」説明いたします。
 先回、皆様方からコストの面についての要望があったので、資料を用意している。まず1番として共通の初期投資というものが必要になるが、これは道の駅周辺でも源泉地周辺でも必ず必要な経費額になる。源泉設備の工事費が4,000万円。これはレジオネラ菌対策工事費も含んでいる。貯湯機が700万円。貯湯機というのは、源泉は53℃なのでレジオネラ菌を滅菌するためには60℃まで温度をあげなければならないので、貯湯機にお湯を貯めて熱くするものになる。合計で4,700万円という数字になる。
 それから2番目に道の駅周辺に建物を整備した場合はどうなるか比較をしている。道の駅周辺では1番目にパイプライン敷設工事費として約1億円。それから2番目の貯湯機は共通経費にもあがっているが、2台目として700万円。なぜ2台いるかと言うと、福祉保健部としては公設で地域住民を対象に福祉増進・健康増進という目的であるならば、安全安心というものを絶対要件におかなければならないので、改めてレジオネラ菌対策に万全を期したいという意味合いがある。3番目の維持管理費としてパイプライン内に投与するレジオネラ対策の薬剤費が12ヶ月分約240万円という試算をしている。
 ちなみに比較として源泉地では当然敷設の工事費は必要ないし、貯湯機も敷設をする必要がないので共通経費の1台でよい。維持管理費としてもパイプラインがないので、投与する薬剤費も必要がない。
 共通経費とパイプラインを敷設することによって、1億5,000万円強の経費が必要になるという試算になる。概算ではあるが、これだけ大きな経費が必要になるとご理解いただきたい。以上のことから私どもとしては、道の駅への建設は考えられないと判断している。
大塚委員  この資料ではパイプラインだけだが、まだ敷地の件があると思う。源泉の近くに長岡市の市有地があるのか。
羽賀福祉保健部長  市有地は全くありません。源泉地のところは市有地だが、仮に皆さんのご意見が源泉地周辺にということになれば、私どもはこれから用地の買収について検討をして、実施の方向に進めていかなければならない。今は白紙の状態である。
稲田委員  早速資料を出していただき、ありがとうございます。このような資料が出てくると非常に判断基準が分かりやすくなる。パイプライン敷設の1億円が高いかどうかがポイントだろう。考える人の価値観によって高いと思う人も順当だと思う人もいると思うので、これからの問題になってくるだろう。
 どういう設備のものをつくっていけるかという可能性というか、どこにつくるにしても皆さんが希望するような形があると思うので、それを全うするだけの形ができるかどうかも次回進めていけばポイントになってくるのではないか。
北村委員  行政的な立場で考えた場合、効率・非効率で判断すれば源泉地というのが妥当なことだと思うが、ただ栃尾地域のこれからの地域づくりなどを考えた場合、「市民と協働のまちづくり」と長岡市長が言われているのでそれらを考えていくと、初期投資は大きいかもしれないが道の駅周辺に設置して欲しい。ただ、現実的にそれが無理なのであれば仕方がないと思うが、私の個人的な意見ではそう思っている。
林委員  この数字を見て、確かにお金がかかるのだなと思う。私も仲間にいろいろ聞いてみたが、「とりあえず早く温泉をつくっていただきたい。」という意見があった。どちらにつくったほうが早くできるのか、実現性として高い方を望みたいと思う。
藤井委員  源泉地近くの場所で大きくなくてもいいので、市民が喜んで割安に利用できるような施設をつくっていただきたいと思う。これ以上先に延ばさないように、ぜひ来年度の予算に入れていただきたい。よその町にあまりないような風光明媚で足湯があったり、露天があったり、少し休憩できるようなところがあるようなものを望んでいる。
岸委員  大変よい資料を出していただき、ありがとうございます。ただ、素人考えとしては施設そのものにどれくらいお金がかかるのかまだ出ていないので、それはどういうふうになっているのだろうか。
 それからもう一点は周辺の買収ということになると、単に施設だけではなくて駐車場などが絡んでくると思う。稲田委員が言われるように、1億700万円というのが高いか安いかということになるが、初期投資であって、毎年かかってくるものではないので、可能であるならば道の駅周辺は土地も広いし、市有地もあるのでまだその希望を捨てたくないというのが個人的な考えだ。
羽賀福祉保健部長  本日出した資料は確かに上屋の部分が入っていないが、前回に公設というご意見をいただいたので、「長岡市としては公設としてはこういうものではないだろうか。」とご周知させていただいた。皆様方のご意見がまとまっているのであれば、私どもはそれを踏まえて参考にしながら「今度は上屋の部分をどうしていくか。」という検討をさせていただかなければならない。足湯や露天風呂というご意見もあったが、そういうものが必要なのかも検討していかなければならないし、それによって建物の大きさなども決まってくる。私どもも予算があり、それを頭の中に入れて検討しなければならないと思っている。今日は上屋の部分が出ていないが、地域としての目的が出てくれば、それに向かって上屋の部分を検討していきたい。
岸委員  分かりました。少し質問が早まったようで、申し訳ありません。
藤田委員  市当局の考え方がある程度決まっている。福祉・健康・交流、できれば地域の住民のための温泉ということだった。私は道の駅周辺につくっていただきたいし、他地域との交流も考えて、長い目で将来的なことを見据えていただいて、おおぜいの人が利用できるような温泉にしていただきたい。予算の面もあるし、市当局の考え方がある程度決まっているのであれば、決まっていることは全て地域委員会に出して欲しい。そのうえで意見を聞くのであればよいが、何度も何度も「意見を聞かせて欲しい。」と言われるだけでは、平行線をたどるしかないと思う。
羽賀福祉保健部長  先回は皆様方のご意見を反映させていただいて、「公設であればこういうイメージではないか。」と説明させていただいたが、それが全てではない。逆に皆様方から納得していただいて、「それでいこう。」というふうに意見を集約されるのであれば、私どもはそれを踏まえて進めていきたいと考えている。皆様方のご意見で改めて「こういうものが欲しい。」ということであれば、「これでどうでしょう。」とお示ししたいと考えている。今のところは何も決まっていない。
金子地域振興戦略部長  源泉近くに市有地がないので、お金がかかるでしょう。」というお話については、前回も若干お話をしたが、今、道の駅近くに持っている土地というのは裁量が別のところにある。それを事業化するには、予算を別途組んで一般会計のほうに持ってきて基金から土地を買わなければならないので、一般会計で別途お金がかかるという点では同じ意味である。土地が買える・買えないという難儀さは違うと思うが、「道の駅周辺の土地を持っているから、市の経費が少ない。」ということではないので、ご理解いただきたい。
「道の駅につくりたい。」というのは、「交流人口を増やす施設として欲しい。」というご意見だと思うが、私たちは商業温泉型交流施設であるならば、民設民営の日帰り温泉だと考える。しかし、民設民営ができないということになったので、公設と考えるのならば栃尾地域の方々に必要な福祉・健康増進のための施設であり、それはお金をあまりかけずにつくるというのが一般的によいと考えられるやり方なので、「源泉地近くになるだろう。」とお話させていただいた。
 私どもがどういう考えを持っているのかについては、皆様方から「これしかないだろう。これでいこう。」というご意見をいただかなければ、私どもも「これでよいのではないか。」という案を出すわけにいかないし、それをしぶしぶ納得していただいて、この問題を解決しようとも思っていない。
星野副委員長  「道の駅周辺の土地が確保できるか分からない。源泉地周辺でもできるかどうか分からない。」ではどうしようもない。どちらでもよいので、できる場所で市のほうで交渉してもらいたい。土地の問題では私も苦労したことがあるが、交渉は市だからよいわけでも、個人だからよいわけでもない。本当にできる場所を示していただいたほうが、地域委員会からも了承されるのではないか。
羽賀福祉保健部長  土地についてはまだ白紙の状態で、地域委員会の皆さんから「こういう目的で、こういうものをつくって欲しい。」という話になれば、それに見合う土地面積が必要になってくる。例えば、「源泉地につくる。」ということになれば、改めて用地買収についてはこれから努力をしていきたい。今のところは全く白紙の状態だが、どんな公共事業でもそこからはじまっていくと思うので、私どももそこは努力していきたいと考えている。
金子地域振興戦略部長  まずは温泉を利用したどういうものを栃尾地域の方々が望んでいるのか出していただき、その後にどういうものをどういう場所にということになると思う。道の駅と源泉地を比較して、「どちらか早くできるほうを選ぶべきだ。」というお話については、私たちは前から「道の駅のところでは市としてはできない。」と申し上げている。活性化のためにということになれば、温泉以外のもので考えていくことになってくると思う。温泉の活用については道の駅では無理だということを申し上げているので、「どちらが先にできるか。」という議論にはしていただきたくない。
稲田委員  今、金子部長が言われたことが当局の判断で間違いのない事実だと思うが、星野副委員長が言われたのは、私どもが一番危惧していることは、「ここで源泉の近くと決めたが交渉したらなかなか相手があることで前に進みません。」、あるいは「栃尾の人の協力がないからつくりません。」という形にもっていかれると非常に困るということで、「こっちが駄目だったら、もうつくらないとは言わないでください。」ということだろう。
金子地域振興戦略部長  言葉が足りなくて申し訳ありません。源泉地付近というのがもっともコストがかからないし、一般的にはそういうところに考えるだろうと思い「源泉地付近」と申し上げているが、羽賀部長が言われているように、その周辺の方々と交渉しているわけではない。そうなると「そこが買えなかった場合どうなるのだろう。」という心配があると思うが、「そこ」という場所自体がある程度広がりがある。源泉地近くというと皆様方が想像しているところがあると思うが、若干離れた場所になる場合は再度「こういう状況である。」とご説明すべきだと思っている。「そこが駄目だから、結果的に温泉はできません。」と申し上げるつもりは全くない。
西片委員  公設の場合はどこまで施設が可能なのか。民営にした場合はどこまでしてもらうのかという範囲を教えて欲しい。
羽賀福祉保健部長  長岡市で公設民営という施設は今ありません。今は公設民営という考えは持っていない。公設であれば、私どもは地域住民の皆様方の福祉増進・健康増進ということが主になる。西片委員が言われる「民営」というのは、どういうものをイメージされているのでしょうか。指定管理者制度についてでしょうか。
西片委員  はい、そうです。
羽賀福祉保健部長  そういう可能性はないわけではない。
馬場委員  道の駅周辺を私は要望している。それによってその周辺が活性化していくと思う。パイプライン敷設で1億という話だが、その半分でどの辺まで範囲を広げていけるのか、それによって施設用地も変わってくるのではないか。いずみ苑のあたりでは、駐車場を兼ねて十分な用地はないと思うので、その辺を検討していただきたい。
 「こうして欲しい。ああして欲しい。」という意見が出て、地域委員にバトンを委ねてしまうと決まらずに「今年は駄目なので、もう1年考えさせて欲しい。」ということになってしまうとますます遅れてしまうのではないか。
青柳委員長  同じような意見で堂々巡りのような感じがするので、本件については委員の意見を集約する時間が欲しいと思うが、いかがでしょうか。
星野副委員長  私たちの意見は、当局にがんばっていただいて源泉近くに本当にできるのであればそれでいい。源泉近くができなければ違う場所を探していただいて、きちんと私たちが要望するものができるのであれば、皆さんもそれでいいですよね。
稲田委員  源泉地近くにできずに「源泉から離れたところにパイプで引いていかなくてはならない。」という事態が発生したときには、きちんと地域委員会に諮っていただきたい。
金子地域振興戦略部長  用地買収については、仮のお話として申し上げたということでご理解いただきたい。
馬場参与  「つくって欲しい。」というのは、地域委員の皆さんの気持ちとして一致している。ただ、それに対して源泉地周辺や道の駅周辺など用地の問題だけを先にやってしまうと当局に対する最終的な統一した要望が割れてしまう。それについては今日の地域委員会が閉会したら、どういった意思統一ができるのか地域委員の皆様方だけで議論して、まとめて欲しい。どんな温泉を望むのか。皆様方の意見は市民の願いということだと思うので、その要望が分かれば当局はそれに基づいて「こういう規模で、場所はここで」という答えも出てくると思うし、露天風呂など福祉の目的から外れるようなものも出てくるかもしれない。二段階で議論をしてもらって、最終的にはこの委員会で意思統一を図るという形で進行してもらったほうがよいと思う。時間はそうかけられないので、少なくとも次の委員会までには統一見解をきちんとまとめて、当局に要望しなければならない。場所の問題については、いろいろな意見があり統一できない。どういう温泉をつくってもらいたいかという率直な気持ちを出していただいたほうが最終案をつくるのにまとめやすいのではないか。
青柳委員長  次に温泉を活用した施設の機能について、ご意見をお願いします。
星野副委員長  私は保育園代表で出ているので、園長方にいろいろ聞いてみた。今の子どもは昔の銭湯などを知らない。「どこかのお風呂に行こう。」というと、スパなどを想像する。栃尾ならではの素朴な温泉、銭湯みたいなものを昔の民家風の建物につくれば、「昔のおじいちゃん、おばあちゃんはこういう家に住んでいたのかな。」ということも分かるのではないか。
 栃尾にどくだみやゲンノショウコウなどがあるので、地元の薬草を使ったようなお風呂が欲しい。「欲を言うと湯上りに薬草湯があるといい。」という話もあった。夏は露天風呂が欲しいし、露天風呂の中には玉砂利を敷いて足裏マッサージができるといい。「長野県の諏訪温泉でやっていて、とてもよかった。」というご意見があった。「栃尾には蚊がいない。」と言われて嫁に来たのだが、とても蚊がいっぱいいる。大きな蚊帳があるそうなので、夏になったら露天風呂に蚊帳をつけて、冬になったら雪が降っている中で露天に入ったらいいのではないか。サウナなどはいらないと思う。
 今は離婚して子どもを片親で育てている家庭が多い。銭湯に行こうと思っても身長何センチ以上の男の子はお母さんと入れなかったり、女の子はお父さんと入れないということをよく聞く。水着を貸すようなスパもあるくらいなので、ゴムの入ったタオルのようなものを貸して親と入れるという家庭団欒のお風呂もつくって欲しい。
 要望ばかりで申し訳ないが、0歳から90~100歳くらいの人たちが一緒に入れるようなお風呂をつくっていただきたいというのが、私たち保育園関係の要望です。
藤井委員  私は文化協会の代表で、文化協会は約40くらいの団体があるが、その中に芸能部門がいくつかある。そういう方たちがお風呂に入って、そこで歌の練習や詩吟の練習をしたり、踊りの方たちが踊った後にお風呂に入って帰って来れるようなマイクロバスかマイカーで行ける規模で、観光バスで行けるようなものは望まないので、そういう家庭的な場所で利用料金をあまり高くしないで運営できるようなものを望みたい。
岸委員  前回の羽賀委員の質問に集約されているような気がする。「どういうものがよいのか。」と意見は求められるが、ある程度こちらの意見が出ると「それはちょっと無理だ。」「公営であれば、それは無理でしょう。」ということで否定されることが多い。やはりだいたい「公営であれば予算的にはこの程度だろう。」とか、「最初からこういうことはやめたほうがよいでしょう。」というガイドラインのようなものがあってもいいと思う。公設ということでつくってもらうので、ある程度こういう範囲内ということが決まってくると思う。まずそれをお示しいただいたうえで、その中で私たちが意見を言うのであればよいと思う。
 場所についても黙って「どこがいい。」と言われれば道の駅だが、「絶対にそれは駄目だ。」と言われれば市のほうで考えたところで「ここならばできますよ。」と言われれば、「そこでお願いしようか。」という形になると思う。何かそういうものが欲しい。
金子地域振興戦略部長  「こういうモデルで、こういうケースがありますよ。」というのをお示しして、それについて意見を言いたいというお話ですよね。それについては皆さんがどういう機能を望むのかをお聞きして、福祉保健部が持っている福祉増進施設・健康増進施設というものと照らし合わせながら今後は検討していくので、基本的には私どもで考えさせていただくことになると思う。「こういうものが欲しい。」と言っていただいて、それはあと予算の中で福祉保健部で検討して、検討の経過をご報告する形になってくると思う。
羽賀福祉保健部長  星野副委員長からお話をいろいろいただいたが、施設の中身にだいぶ入ってきているようだ。大局的な形で「私どもは公設ならばどういうイメージでどんな機能があって」というものを先回お示ししている。そういう形の中で、皆様方が納得していただいたうえで具体的な施設の中身の話になっているのだろうか。方向としては地域住民のための施設ということで話が進んでいると思ってよいのだろうか。そうであれば私たちは参考にお伺いをして、どういうものが栃尾にふさわしいのか検討をさせていただきたい。
羽賀委員  今のお話を聞いていると、私たちがこの段階で何を要望するか集約した要点というのがあやふやになってきているが、基本は地域住民の健康増進。あとはこういう土地柄なのでお年寄りの一人暮らしの方が多いとか、星野副委員長が言われたように片親の家庭でおおぜいの人と交流する機会がない家庭もあるので、そういう方たちの交流の場になればいい。そういう施設ができればよいと思っている。施設の方向付けとしては、そういう意見だ。
 内容については先に進み過ぎだと言われていたが、星野副委員長が言われたことが大変よいと思う。それにプラスアルファとして私が望むのは、先ほど申し上げたように足のない年寄りが多い土地柄なので、ぜひ送迎バスなども要望に入れて欲しいと思う。
保科委員  道の駅に欲しいと思っていたが、資料を見ると源泉地周辺は3分の1の経費で済むようだ。できるだけ今年いっぱいで予算措置をしてもらい、来年度中に方向が決まるようにしていただきたいと思う。
西片委員  9月くらいまでにだいたいの要望をまとめて地域委員会として提案すると検討していただくことが可能なのか。
羽賀福祉保健部長  私たちも皆様方のご意向に沿って、できる限り早く手がけたいと思っている。順調にいって21年度の予算に盛り込んで、22年に建設が始まって、23年に完成というのが一番早いパターンだと思っている。これは予算なので議会のご承認もいただかなければならないし、いろいろなところにご説明を申し上げなくてはならない。順調にいって23年だが、少しでもタイミングがずれてくるとスケジュールは変わってきて、23年度以降ということになると思っている。
北村委員  羽賀部長が前に言われていたが、「あくまでも公設でやって、地域委員会から意見を聞いた中でわれわれが判断させていただく。」ということだった。今日の金子部長のお話の中では「今回の資料は比較検討として出しているが、われわれの意見としては道の駅周辺は考えていない。」という意見があった。地域委員会の中ではどういうことを議論すればいいのか。そういうことを抜きにして大局的なとこで「利便性の高いものをつくればいい。」「健康福祉増進をするのであれば、こういうふうにしたほうがいい。」という意見を出すのであれば、ここで意見集約をしていけばいいと思う。土地の問題をおいておくのであれば、その辺を議論すればよいのだろうか。何を議論していいのかよく分からない。
羽賀福祉保健部長  今、北村委員がおっしゃったとおりのことだと思っている。私どももそういう感覚で今日の会議に出ている。個々の施設の中身にまで入ってしまい、私たちもとまどっているが、まずはどういう目的でどういうような施設が必要なのかを皆様方からしっかりと考えを持っていただけると誠にありがたい。そこから今度は中身の話に入るのであれば、私どもはそのお話をいただいた中で「どういう施設を貼り付けていけばいいのかな。」という次のステップが出てくると思っている。北村委員がおっしゃったお考えで、皆さんのお考えをいただきたい。
 先回は「公設であればこんなイメージで、こんな機能でありませんか。」と提案させていただいている。皆様方から「こういう目的で、こういう施設をつくって欲しい。」というのが出てくれば、私どもはそれに向けて中身を詰めていって、皆様方にお示しできると思っている。
北村委員  私はいろいろ個人的に地域づくりのことに携わっているし、地域委員会には観光協会代表として出てきているが、今までの旧栃尾市時代のいろいろな施設のことなどを考えていった場合、交流人口を拡大しようということだけではなく、せっかくある施設を有効利用をしようと考えたときには、ある程度利用施設が集積した場所に持っていったほうが健康福祉の関係を考えても使い勝手がよい。利用のことや収益のことを考えた場合はそれなりに人の集まる場所の方が初期投資は大きいかもしれないが効果はあるし、仕掛けはできる。場所は別にしてもそういうふうに考えてしまう。どうしてもこの土地にいるとそういう意見が出てしまう。分けて考えたいが、分けられないというところがある。あえて固有名詞を出さなくても私はそう思う。福祉増進のことを考えてもそういう場所のほうが適当ではないかなと思う。
 中の施設のことについては、どういうような運用をするかによる。運用能力がなければ機能をつくってもしかたがない。果たしてそれができるかどうか施設の中のことは考えなくてはならないと思う。
稲田委員  基本的には私たちの立場から言うと道の駅のところにつくって、交流人口も合わせてやってもらいたい。しかし、長岡市の考え方としては地域の福祉増進という目的のために温泉をつくるというお話なので、基本的に相容れない形で、いくら詰めていっても接点がないと思っている。どちらにしても今後これを進めていくといろいろな問題が出てくると思うので、その都度よく相談しながら進めていくということで協力するしかないと思っている。
~休憩~
青柳委員長  われわれは温泉の機能についてしか考えていないし、当局は福祉という違う面について何が必要なのか聞いているので思惑が違っている。その辺を説明してもらいたい。
羽賀福祉保健部長  福祉とか健康というとなかなか難しい定義になると思うが、前回お示ししたように公設であれば地域住民の皆様方を対象にした施設であり、地域住民の福祉増進・健康増進の施設になるだろう。しかし、それが全てではなく、他にもご意見があれば伺いたいと思っている。
 北村委員からお話があったように「何の意見を述べたらよいのか。」ということについては、すでに施設の中身の話に入っているようだが、それについてもお聞きをしないわけではなく、参考にさせていただきたいと思っているが、まず伺いたいのは栃尾地域としてどういう目的でどんな施設を必要として、そしてそこで何を活動するのかを伺いたい。目的の部分が見えないので、その部分をお聞かせいただきたい。
北村委員  施設の運用としてはお年寄りや障害のある方などが集まっていろいろ情報交換ができるなど、コミュニティの図れる施設というのは大事だ。あまり温泉を主にしてしまうと民業圧迫になる可能性があるので、他のところとは違う施設にしなくてはいけない。福祉センターまでは少し大げさでそこまでいかなくてもいいが、介護を受ける年齢に近づいている方が温泉を利用することによって介護を受けることが遠のくような「よったかりの場」というのが健康増進を考えたときのイメージでしょうか。いろいろな人が集まってきて、そこで健康づくりができる利便性の高い施設がよいのではないかと思う。
藤井委員  場所がどこであるにしろ、地域委員の意見は市民の福祉と健康と交流の場という目標は同じではないだろうか。本当はそれをつくっていただける場所を当局に決めていただきたい。
林委員  福祉向上・健康増進という市当局の提案については賛成だ。これはあくまで要望だが、栃尾地域には学校以外プールがない。せっかく温泉が出るのであれば温水プールがあるといい。栃尾地域から見附・長岡等に相当の子どもたちがスイミングスクールに通っている。なおかつ学校の授業も非常に少ないので泳げない子ども多く、学校も一生懸命努力はしているようだ。
福祉の中で子どもたちが健康のために泳いだり、高齢者がプールでウォーキングしたり泳いだりできる施設ができればいいのではないか。
青柳委員長  様々な意見が出されたが、どのような形で集約するか当局と打合せのうえ、改めて皆様にお諮りしたい。
4.その他
小林地域振興課長  次回の地域委員会は、温泉問題の他に分科会の意見集約もまだしていない。なるべく早い段階に行いたいと思うが、お盆・栃尾まつり・ミニ国体なども8月中に控えているので、9月の第一週の開催予定で日程調整を行いたい。日程が決まり次第、改めてご連絡いたします。
金子地域振興戦略部長  最終的にご要望という形でいただけると理解してよいだろうか。両論併記みたいな形がもしあるなれば、それは議論を詰めるという努力が私どもに足りずに「さらに努力をせよ。」ということになるのではないかと思っているが、そういうことのないように皆様方のご要望をまとめていただき、「これならばこういう方向だね。」と私どもがつくりあげて皆様方から見ていただいて十分ご理解いただけるような形になるようにお願いしたい。
青柳委員長  「これは後だ。これは駄目だ。」という話にならないように、お互い議論していきたい。
羽賀福祉保健部長  結果的にまた議論が必要になれば完成時期が結局遅れてしまうが、それでもよいのだろうか。
青柳委員長  それは皆さん十分承知しているが、公設公営なので市におんぶに抱っこになってしまう。ある程度方向づけをしていただければ納得できると思う。
羽賀福祉保健部長  方向づけというのは、皆様方の要望について方向づけをするということだろうか。
青柳委員長  今までの議論を聞いていただいて分かると思うが、議論が平行線だ。早期に方向をつけていただいて、予算をつけて欲しい。それが皆さんの意見ではないかと思うので、ご理解していただきたい。
金子地域戦略部長  9月議会に聞かれたら「こういう方向です。」と答えられるようにはしたいと思う。
5.閉会

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TEL:0258-52-5815  FAX:0258-52-3990
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